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大根の葉っぱというと「たくあん」を漬けるときに、大根と一緒に樽の中に入れてやるとほどよく水分が出ていいお味になるわけですが、よくよく調べてみると、全国的には捨ててしまうのが一般的だそうで、収穫すると葉っぱだけを切り落として畑に投げてしまいます。ほんの肥料代わりということなのですが、あとはザクザク刻んでニワトリの餌なんかにして……。ところが那須高原では――
「大根の葉っぱは天日干しにすると美味しい!」
――ということになってます。「かけ菜」、「干葉(ひば)」、「干し葉」と呼ばれていますが、東日本の寒い地方で食べられている保存食なわけで、冬場に不足しがちな青物の野菜を天日干しにして食べていたんです。
大根の葉っぱはビタミン・ミネラル・カロチンがたくさん詰まっています。わざわざ青汁なんか飲まなくても、天日干しした大根の葉っぱをミキサーにかければ立派な健康食品ができてしまうのです。食べるために干すというのが基本なわけですが、レシピのほうはトップページからご覧いただくとして、洗濯ネットなんかに入れてお風呂に浮かべれば「干葉湯」になったりもします。
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【大根の葉の干し方】
1.大根の葉がバラバラにならないように切り落とします。
2.鍋の中で大根の葉を軽く湯通しします。
3.洗濯棒に大根の葉をかけて並べます。
4.風通しのよい軒下などで陰干ししてください。
5.大根の葉は2〜3週間でカラカラに干し上がります。
【干した大根の葉の食べ方】
・鍋の中のお湯に浸けて戻します。
【保存方法】
・2〜3束まとめて新聞紙に包んでおきます。
・保存スペースが限られている方は、大根の葉をお湯で戻して、適当な大きさに切って冷凍保存しましょう。
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どう見ても緑の部分は栄養豊富なわけで |
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湯通しした大根の葉を陰干ししまょう |
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食べるときはお湯の中に入れて戻します |
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干したことでビタミンが増えて、おまけにアクも抜けている |
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