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もし世界中の人に日本の郷土料理を紹介することになったら、梅干しになるんではないでしょうか。日本の風土が生んだ梅干しは、究極の保存食です。保存環境がよければ100年前のものでも食べられるのです。
梅干しにはクエン酸の酸味がいいといいます。あのすっぱい梅干しをイメージするだけで口の中には唾液が――。この唾液の分泌が消化吸収をよくするとのこと。最近は梅酢ドリンクなどがありますが、これも疲労回復には最適。もっとも昔から病気になったら、お粥と梅干しは定番レシピでしたね。
那須高原のおばあさんたちは、梅干しを漬けるプロです。それぞれの家で違った味になるのも秘伝があるから。那須高原に暮らしいる人は、梅干し漬けを毎年恒例の行事にしたいですね。シーズンになると道の駅でも梅の青い実がたくさん売られていますよ。
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(1) |
梅……2s |
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塩……400g |
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しその葉……2束 |
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塩(しその葉用)……100g |
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焼酎……カップ1/2 |
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やや黄色くなった梅が漬けどき |
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●青い梅は一晩、水の中に浸けて灰汁抜きをしましょう。黄色くなった梅はそのまま使っても大丈夫。へたを取るのも忘れずに。 |
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梅に焼酎をかけたら、塩200gをまぶします。 |
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熱湯で消毒した瓶を用意して、残りの塩200gをふりなが梅を入れます。 |
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重石をのせて下漬けします。はじめは2sの重石。2日ほどで水気がでたら1sの重石にする。 |
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水気を切ったしその葉を塩100gでもみます。灰汁は捨てましょう。下漬けでにじみ出ている汁カップ1を加えると赤く染まります。 |
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ここから本漬け。しそを瓶の中に漬かっている梅の上に入れます。 |
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7月下旬、漬けた梅やしそを3日ぐらい干します。容器も一緒に消毒しましょう。これで、梅干しの完成。 |
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●塩が少ないとカビの原因になります、保存も高温多湿の場所は避けましょう。 |
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塩をまぶして丹念に |
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しばらくすると梅酢が出る |
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しその葉をもみましょう |
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パラパラとまくように |
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天気の良い日を選んで |
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