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那須塩原市三区町には烏が森神社があります。那須野ヶ原の開拓と縁のある神社ですが、ここでは2月最初の午の日に、お稲荷さんをお参りする風習があり、そのときに稲わらのつとに赤飯としもつかれを入れたものをお供えします。
この日に、七軒の家のしもつかれを食べると中風にならないという伝承があって、それぞれの家を訪ねてご馳走にあずかったといいます。
しもつかれは栃木県を代表するレシピですね。地域によって「しみつかれ」「しみつかり」「すみつかれ」といったりもします。学校給食にもしもつかれを出すところもあるようです。
那須塩原市関谷の人に訊いたところ、昔は箒川にも鮭が上ってきたようです。今でもよく食べているとのこと。郷土料理が息づいていると、なんだか嬉しくなってしまいます。
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6〜8人前 |
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(1) |
塩鮭の頭……1匹分 |
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油揚げ……3枚 |
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大根……1本 |
(4) |
人参……1本 |
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大豆……カップ1/2 |
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酒粕……170g |
(7) |
醤油……大さじ2 |
(8) |
砂糖……大さじ1 |
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水……適量 |
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節分だからこそ塩鮭の頭を使います |
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●大根と人参は鬼おろしを使っておろします。 |
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●大豆を炒ったら、枡の底で大豆を転がして皮を取り除きましょう。 |
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●塩鮭の頭は2cmぐらいに切り分けます。 |
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●熱湯をかけて油抜きした油揚げは、1cm幅に切ります。 |
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大きめの鍋にお湯を沸かして、切り分けた鮭の頭を入れます。 |
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一煮たちさせたら、鬼おろしですった大根と人参、さらに炒った大豆を加えます。 |
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灰汁を取り水を足しながら、3〜4時間ほど煮込みます。 |
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塩鮭の骨が柔らかくなったら、油揚げと酒粕を加え、最後に砂糖と醤油で味を付けたらできあがり。 |
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●弱火でゆっくりと煮ます。水分がすぐになくなるので、注ぎ足しながら煮込みましょう。 |
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●酢を入れるときは、調味料と一緒に大さじ1の酢を加えます。 |
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冬越しの大根は甘味が豊富 |
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酒粕と大豆で栄養豊富 |
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鬼おろしでみぞれ風に! |
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グツグツとじっくり煮込む |
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