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山に囲まれている那須高原ですが、昔は身欠けにしんをよく食べました。海から離れている地域では遠くに運んでも日持ちする身欠けにしんが郷土料理の一品になったのです。
たとえば京都には「にしん蕎麦」がありますが、京都も海から遠く魚は手に入りません。食べていたのは干し魚です。京都で新鮮な魚が食べられるようになったのは戦後になってからのようです。会津でもそうでした。会津の郷土料理の中には、「にしんの山椒漬」や「棒たら煮」などがあります。
那須高原の身欠けにしんの煮つけは、田植えのときに出されたごちそうです。筍は那須高原を代表する旬の野菜「マダケ」を使いました。
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4人前 |
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(1) |
身欠けにしん……150g |
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ふき……200g |
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たけのこ……150g |
(4) |
水……カップ1/2 |
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味噌……大さじ3 |
(6) |
玉砂糖……大さじ1 |
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マダケは6月頃に道の駅に並びます |
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●ふきは一度茹でてから皮をむき、さらに1時間ほど水に浸しておきます。 |
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●にしんは米の研ぎ汁の中に一晩浸けておきましょう。 |
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●たけのこは米ぬかをカップ1/3入れた鍋の中で茹でておきましょう。マダケの場合は灰汁抜きしなくてもそのままで大丈夫。 |
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下ごしらえができた材料を切ってゆきます。にしんは1本を4つに切りましょう。 |
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鍋に材料と水を入れてひと煮たちさせます。 |
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調味料を加えましょう。味見して調節してくださいね。 |
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弱火で20分ほど煮たらできあがり。 |
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●煮ている最中に水が足りなくなったら加えましょう。しっかりと味を染み込ませてください。 |
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下ごしらえはOK? |
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醤油を入れて |
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玉砂糖も入れて |
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味見をしながら煮る |
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