◇那須高原の郷土料理◇ 那須高原のスローフードな郷土料理レシピ集!

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トップページ 那須高原のときどきコラム 那須高原の「道の駅」徹底比較ガイド
那須高原エリアの12市町村には道の駅が8ヶ所あります。那須塩原市三島の「那須野ヶ原博物館」も道の駅として登録されていますが、野菜直売所やレストランが併設されてないので、“那須高原の食”に関する道の駅は実質、7ヶ所ということになります。

道の駅は国土交通省が認可する地域振興施設なわけですが、「道の駅とは?」に詳しく書いてあります。つまり、道の駅は駐車場や案内所といったサービスエリアの機能を持たせつつ、地域の個性を持った施設づくりが求められているわけで、野菜直売所やレストランのクオリティーは道の駅の生命線なわけです。

道の駅はその地域の人たちがアイディアを出し合って運営しています。そこで提供されるサービスや商品は、食に対するスタンスや時代のニーズといった“地域の教養”が反映されるわけで、新鮮で手作りなんだからなんでも売ってしまえというわけにはいかないのであります。

那須高原の道の駅にも個性があります。ここでは愛情を込めた辛口批評を織り交ぜながら、道の駅に立ち寄ったときのポイントと、美味しいもののおすすめ情報をお伝えしたいと思います。
蕎麦が美味。テキパキとした店員さんも高評価です!
東山道伊王野
栃木県那須郡那須町
那須町の道の駅は2ヶ所あるわけですが、さすがに昔からリゾートエリアとして啓蒙されてきたので、野菜直売所のクオリティーは高いです。敷地の一角に巨大な水車が回っていますが、注目すべきは“蕎麦”です。もちろん、高級老舗の蕎麦よりも創意工夫や繊細さに欠ける部分はありますが、蕎麦は本来、がっつりと食べる庶民の味なわけで、生産から製粉ときてズルズルッと蕎麦になるまで一括した体制というのは個人の蕎麦屋にはマネできないココの持ち味なわけです。野菜直売所の目玉商品は「そば粉」や「そばの実」になりますね。時として茶屋のメニューは自然食という方向性とズレてくるので気をつけたほうがいいかも。
地物の野菜と味噌で作ったすいとんが一番美味しいです!
那須高原友愛の森
栃木県那須郡那須町
那須高原エリアで一番の集客力がある道の駅がココですが、だからといって商品に手を抜いていないところがスゴイとこ。東山道伊王野との違いは乳製品が置いてあるのと、観光客向けにお惣菜やお弁当が充実しいることですね。野菜は一通りのものが揃うとして、利用価値が高いのは軽食コーナーです。感心させられるのが「すいとん」や「お稲荷さん」といったメニューは那須高原の正しい郷土料理で、昔ながらのシンプルな味です。那須温泉に入って小腹が空いたときに便利。レストラン「なすとらん」はステーキがGood!ですが、他のメニューはできのよい定食屋といった感じなので、もっと郷土の味にこだわって欲しい。
店員さんにジェラートのおすすめを聞いてみましょう♪
明治の森・黒磯
栃木県那須塩原市
ココは青木周蔵別邸に隣接しているのでハイカラな異国情緒が漂うわけですが、野菜直売所のほうは個性という点でやや地味。チェックしておきたいのは夏場に出回る「トマト」ですが、那須塩原市にはKAGOMEの那須工場があるぐらいだから、トマト栽培に関しては超一流なわけです。「Aoki Farm Restaurant」のほうは那須高原の三ツ星レストランですよ。お店作りからメニューまで那須高原のことをよく分かっていて、リゾートプライスのレストランに行くんだったら、ココのランチを食べてドイツパンをお土産にしたほうが数倍賢いプランです。数あるアイス店の中でも、ココの「ジェラート」は那須高原で一番美味しいと思います。
那須高原では最も品揃えが豊富。塩原大根を食べてみて
湯の香しおばら
栃木県那須塩原市
那須高原の主要道は那須街道、板室街道、塩原街道とあって、徐々にリゾート色からローカル色に移り変わってゆくわけですが、ココの道の駅は温泉客好みといった雰囲気なので、農村レストラン「関の里」や喫茶コーナー「風物語」に今どきのクオリティーを求めてもしかたがないわけです。ただし、野菜直売所はすごいですよ。那須高原エリアの中では野菜や穀物の品揃えが最も豊富なのと、珍しい特産品と出会えるのでお買い物するのが楽しいです。そして、なんといっても目玉商品は「塩原大根」ですが、これは標高1000メートル地帯で育った究極の食材でして、大根を買うためだけに足を伸ばす価値は十分にあるわけです。
大田原市は温暖な土地柄。湯津上はゆずの産地
那須与一の郷
栃木県大田原市
道の駅には野菜直売所やレストランをメインにしているところと、見学や体験ができる観光施設をかねているところとがあります。ココは観光施設としての側面が強く、『平家物語』でおなじみの那須与一の資料が展示されている「与一伝承館」や人間国宝の工芸作家の作品を展示した「竹のギャラリー」があったりします。「レストラン扇亭」のほうは立ち寄ったら食べてみるという程度で、なにかの名物があるわけではありません。那須高原といっても大田原市あたりは温暖で雪もあまり降らない土地柄。なので野菜直売所のほうもハウス栽培で作った青物が多く並ぶ傾向にあります。おおすめは「ゆず」と「アスパラ」ですね。
節分に食べる「しもつかれ」が美味。猪肉も食べてみたいな
ばとう
栃木県那須郡那珂川町
那須高原の郷土料理は那須塩原市と那珂川町のレシピが中心なのですが、ココは那須高原と八溝山地の文化が溶け合う地域なので郷土色豊かな農産物や加工品が見られます。菓子類や餅類が豊富で、米粉パンなんかも世間で注目されるずっと前から販売されていました。ローカルな食堂といった雰囲気の「レストランばとう」は、メインのメニューはパッとしないものの、季節ごとに出されるサイドメニューは、さすがは民俗文化が色濃い地域だけあって素晴らしいものがあります。節分の頃に食べる「しもつかれ」や山間部で食べてきた「鰊の若竹煮」など美味しいものがずらり。もっと郷土料理をプシュして欲しいですね。
「温泉&クアハウス」に力を入れています
きつれがわ
栃木県さくら市
さくら市は那須高原エリアの一角に加えられていますが、どちらかというと日光鬼怒川とのつながりのほうが深いです。宇都宮まで20キロという距離なのでそれほど郷土色が強いわけでもなく、農産物やレストランにもその傾向が見られるわけです。それでも生産者の顔が見える野菜直売所はいいものを取り揃えていることに変わりはないわけですが、地元の人以外もわざわざ出かけたくなるようなちょっとした魅力が必要かもしれません。で、ココの魅力は野菜直売所のほうにはなくて、「温泉&クアハウス」にあります。温泉のほうは一通りの浴槽があって、クアハウスは混浴ですが水着着用でアクアストレッチなどが楽しめます。
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